阪神・ノイジー 大一番で勝負強さ発揮の同点打&強肩で進塁阻止「野球を選んでよかった」

 4回、同点打を放つノイジー(撮影・西岡正)
 8回、上本の左前打を処理し、二塁に送球するノイジー(撮影・高部洋祐)
 4回に同点適時打を放ったノイジーは守備に就いた際、ファンの歓声に帽子を取る(撮影・中田匡峻)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神タイガース4-2広島東洋カープ」(20日、甲子園球場)

 日本シリーズ進出を決めるアウトをがっちりとグラブでつかんだ。大歓声を浴び、阪神勝利のハイタッチに加わったシェルドン・ノイジー外野手。大一番で勝負強さを発揮し、勝利を呼び込んだ。

 1点を追う四回だ。2死一、二塁の好機で打席を迎えた。「追い込まれた場面で何とか前に飛ばそうと。外のボールが来たので逆方向に意識して打ったよ」と、床田が投じたツーシームに反応。逆らわずに右前へはじき返し、試合を振り出しに戻す適時打とした。

 守備でも魅せた。2点リードの八回。1死から上本の打球が三塁線を破った。だが、素早く追いついて捕球すると、二塁へノーバウンド送球。二塁進塁を阻止した。

 強肩に機敏な動きを見せる助っ人。高校時代は野球とアメフトを両立していた。だが、アメフトでケガをしてドラフトに選ばれない方が後悔すると考え、大学では野球に専念。「野球を選んでよかったと思っているよ」と、選択肢は間違っていなかったと確信している。

 まだ戦いは終わらない。頂点をつかむためにノイジーは全力でチームに貢献する。

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