阪神・ノイジーに「ポイントゲッター」の期待 走者三塁時の“鬼” 打率5割超の秘けつとは

 宮崎に到着したノイジー(撮影・高部洋祐)
 打撃練習で汗を流すノイジー(撮影・北村雅宏)
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 CSファイナルSを戦う阪神。ポストシーズンの10月に活躍する選手の代名詞「ミスター・オクトーバー」になるのは誰か。最終回はシェルドン・ノイジー外野手(28)を取り上げる。

 派手さはないが、チームの勝利のために黙々と仕事をこなす。攻守でチームの勝利に貢献しているのが、ノイジーだ。

 来日1年目の今季は133試合に出場し、打率・240、56打点、9本塁打。CSでは6番打者としての起用が見込まれ、上位打線が出塁できれば、ポイントゲッターとしての働きが期待される。

 得点圏打率は・264だが、特に注目なのが走者が三塁のみの場合。15打数8安打で打率・533、11打点と高い確率で着実に得点を奪っていることが分かる。打席の中での心構えについて「内野が前に守っている、後ろに守っているとか。その場その場で自分の心持ちは変えているね」と状況によって打撃のスタイルを変えているという。

 守備でも堅実なプレーで何度も危機を救ってきた。強肩だけでなく強く正確に送球する技術も兼ね備えており、外野手ではリーグトップの12補殺をマークしている。

 米・大リーグ時代にポストシーズンの経験はあるが、出場したことはない。ただ、短期決戦が楽な戦いではないことは百も承知している。だからこそ、自らが持つ力を出し切るしかないと言い切る。

 「プレーオフというのは全く違うものだし、シーズンの成績、やってきたことは全く違うことになると思う。自分のキャリアを通じて一番言えることは、自分の全力、自分が持っているものをつぎ込むことだね」

 勝負の短期決戦まで残り4日。日本一を全力でつかみにいく。

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