阪神CS突破、近本が不可欠 スタメン勝率6割超が外れると負け越し 戦力ダウンのデータがズラリ
18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神。38年ぶりの日本一への挑戦権、日本シリーズ進出を懸けて18日から「2023 JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」を戦う。ポストシーズンの10月に活躍する選手の代名詞「ミスター・オクトーバー」になるのは誰か。今回は不動の切り込み隊長、近本光司外野手(28)を取り上げる。
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近本が替えの利かない選手であることに議論の余地はない。得点圏打率・374はリーグトップ、83得点はチームトップ。打率・285、出塁率・379、79四死球はチーム2位。143安打はチーム3位。近本が塁に出て本塁を踏む。あるいは好機で走者を生還させる。岡田阪神の“必勝パターン”の一つとして、何度も繰り返された光景だった。
リードオフマンとして、時にはポイントゲッターとして躍動した背番号5だが、その姿がグラウンドから消えた時期が何度かあった。7月に右脇腹付近への死球で右肋骨を骨折。9月にも再び死球で「打撲」と診断された。そして優勝決定後の「休養」期間も。
近本が欠場もしくはスタメンから外れたのは計18試合。8勝9敗1分け、勝率・471、平均2・3得点とチーム成績は大きく低下した。対してスタメン出場した125試合は77勝44敗4分け、勝率・636、平均4・1得点まで跳ね上がる。その存在がチーム成績に及ぼす影響は数字が雄弁に物語っている。まずは近本がグラウンドに立ち続けることが、CS突破の大前提となるのは間違いない。
社会人時代には都市対抗で優勝し、首位打者(・524)と最優秀選手賞にあたる橋戸賞を獲得した。さらにプロとなってCSは自身4度目(20年は開催中止)と短期決戦の経験は豊富で、「勢いが大事」と強調する。一方で優勝チームとしてCSを迎えるのは初めて。「違うプレッシャーはあると思う」と未知の重圧も想定した。
今季は広島に対して打率・333、DeNAには同・371と好相性を誇ったが、決戦では見栄えのいい安打を求めているわけではない。「結果が全て。どんな形でもいいんで、ただ塁に出るだけ。エラーでもいい」。泥くさく出塁を繰り返した先に、38年ぶりの日本一も見えてくる。
