阪神・岡田監督 ドラフトへ金の卵見極め 常勝チームへ大学即戦力投手&高校生育成も意欲
そら見るよ-。阪神の岡田彰布監督(65)が2日、東京都内で26日に行われる今秋のドラフト会議を前に、指名候補選手を映像でチェックする考えを明かした。球団が1位指名を検討している大学生投手はもちろん、虎将が育成に意欲を見せている高校生など、新たな才能の発掘を目指していく。
「岡田の眼」で“金の卵”を見極める。今秋のドラフト会議に向けて、岡田監督が指名候補選手を自ら映像で確認する。シーズン中は「まだ全然や。そこまで頭回ってないわ」と、ドラフトの話題について多くを語らなかった。だが、レギュラーシーズンが4日・ヤクルト戦(神宮)を残すのみとなり、ようやく時間の余裕も生まれそうだ。「シーズンが終わってからやろ。フェニックス(リーグ)に行くまでの期間ちゃう」と、5日以降の約1週間で集中的に絞り込みを進めていく。
阪神は大学即戦力投手の1位指名を検討している。ドラフト対象となる大学4年生はいわゆる“朗希世代”で、豊作の年と言われる。特に東都大学リーグには好投手が集まっており「東都6人衆」と呼ばれる常広、下村(ともに青学大)、細野(東洋大)、西舘(中大)、草加(亜大)、武内(国学院大)はいずれも上位候補の逸材。加えて古謝(桐蔭横浜大)も評価が高い。
さらに岡田監督は高校生の育成にも意欲を示しており、夏の甲子園大会もテレビで頻繁にチェックしていた。スタメンに生え抜き野手を並べ、18年ぶりの優勝を勝ち取った今季だが、高卒野手はレギュラー獲得に至っていない。
球団は指名候補選びに岡田監督の意見を反映させる考えを持っている。目利きに定評ある指揮官。将来を見据えた常勝チームの構築へ、思わぬ“掘り出しもの”が目に留まるかもしれない。
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