【佐藤義則氏の眼】阪神はCSへ不安材料があるとすれば打線 相手は投手力に不安を抱える広島の方が戦いやすい

 「広島東洋カープ5-6阪神タイガース」(1日、マツダスタジアム)

 阪神は佐藤輝明内野手が決勝の23号3ランを含む4打点と大暴れし、自己最多の90打点とした。2番手の岡留がプロ初勝利を挙げ、連敗を3で止めた。チームは球団歴代単独3位となる今季85勝目。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は「CSの相手は広島の方が戦いやすい」と指摘した。

  ◇  ◇

 CSに向けて調整に入っている阪神にとって勝ち負けは関係ないとはいえ、難しい試合になった。広島は2位確定に向けて目の色を変えて向かってきた。加えてマツダの大声援。そういう中で打ち負けずに勝ちきれたのは良かった。前日は門別が先発し、この日は馬場。大竹を投げさせなかったのはCSを見据えての戦略だろう。

 阪神に不安材料があるとすれば投手よりも打線だが、その中で不振の森下が2安打。結果が何よりも良薬となる。もう少しバットが縦に振れる感じになってくれば、さらに良くなっていくだろう。それと球の見極め。積極性が持ち味だけど、だからといって初球からなんでもかんでも振っていっては相手の思うツボ。狙い球を絞っていくことも必要だ。

 CSの相手は広島かDeNAか。阪神とすれば、投手力に不安を抱える広島の方が戦いやすい。DeNAは特にいい左投手がそろっており、攻略するのは簡単ではない。DeNA戦を5連敗で終えたこともマイナス材料。CSまでまだ時間はあるので、しっかりと対策を練ってほしい。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス