代打安打の阪神森下に岡田監督「18日にちゃんと打ったらええんやから、はっきり言うて」 前日は2三振で悔し涙

 8回、左前打を放った森下(撮影・中田匡峻)
 8回、左前打を放つ森下(撮影・中田匡峻)
 達川光男氏の話を聞く森下(右端)=撮影・中田匡峻
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 「広島東洋カープ2-1阪神タイガース」(30日、マツダスタジアム)

 阪神の森下翔太外野手が八回に代打で登場し、意地の左前打を放った。同点の八回1死無走者から島本の代打で打席に立つと、カウント2-0から島内の154キロ直球を左前にはじき返した。

 森下は29日・DeNA戦(横浜)戦の五回、無死満塁で空振り三振に倒れ、ベンチで涙を流した。この日の試合後は「結果が一番、自分の中でも、次につながる、次の試合につながることだと思っているので、まずはどんな形であれヒットがついたのは良かった」と安堵(あんど)。

 足を上げる打撃フォームで安打を放ったことには「CSに一番いい状況に持って行くためにも、何か変化を加えて、今日は足を上げましたけど、それが足を上げて打っても、CSでまた戻したりすると思いますし、一つ結果を出したいという上で足を上げたり、いろんなことを試したと思います」と自らの意思で“変化”を加えたことを明かした。

 前日は不振の新人に対して「お客さんに見せられへんよ、はっきり言うて、あんな姿」と話していた岡田監督。「そらお前、18日にちゃんと打ったらええんやから、はっきり言うて」とCSファイナル初戦を迎える18日に完全復調を迎えていることを期待した。

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