阪神・佐藤輝 自己新85打点目 ミエ弾に続いた21号2ラン!今季聖地13発「一本出て良かった」

 「阪神タイガース3-5読売ジャイアンツ」(21日、甲子園球場)

 歓喜の渦が巻き起こった。雨上がりの夜空に描いた鮮やかなアーチ。ただでは終わらない。今季ラストとなる伝統の一戦を締めくくったのは、阪神・佐藤輝明内野手の一発だ。

 「チャンスで一本出て良かった。(スタンド)ギリギリっすね、危なかったです」

 助っ人がガラリと雰囲気を変え、4点差とした九回、無死二塁の好機で打席へ。侍戦士・大勢に対して2球で追い込まれたものの、3球目の低めフォークをすくい上げた。打球は高々と舞い上がり、右翼ポール際に飛び込む21号2ラン。虎党の大歓声が降り注ぐ中、悠々とダイヤモンドを一周した。

 ラッキーゾーンが撤去された1992年以降で、自身が記録している球団生え抜き左打者の1シーズン本塁打数をさらに更新する聖地13発目。これで今季85打点目となり、昨季の84打点を更新してキャリアハイをマークした。それでも「まだ残りあるので、積み上げたいです」と背番号8。残り9試合でさらなる高みを見据える。

 悲願のVから、ちょうど1週間。新たな目標もできた。前日20日に、オリックスがパ・リーグ3連覇を達成。佐藤輝は「すごい。なかなかできることではない」と感嘆し、「優勝チーム同士でやりたいですね」と“関西ダービー”に意欲を示した。実現すれば、狙うは“由伸撃ち”だ。球界を代表する同学年エース・山本との対戦を待ち望み、「すごい投手。でも、対戦したら何とか打ちたい」と闘志を燃やした。

 優勝後も勢いは衰えるどころか、どんどん増している。9月は65打数24安打の打率・369、今季最多の月間6発、22打点と絶好調だ。「頑張ります!」。いつも通りシンプルな言葉に思いを込め、今季最後の東京遠征へと旅立つ。

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