【藤田平氏の眼】阪神・村上は防御率&新人王ダブル受賞狙える

 「阪神タイガース0-1横浜DeNAベイスターズ」(17日、甲子園球場)

 最優秀防御率のタイトルを争う阪神先発・村上頌樹投手が、6回無失点で防御率1・68となりリーグトップに立った。規定投球回までは残り3回2/3。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は「今の状態なら必ず」と太鼓判。タイトル2冠に期待を膨らませた。

  ◇  ◇

 全く隙が見られない。先発・村上はこの日に限らず、今シーズン通じて常に完璧と言っていいピッチングを見せてくれている。最優秀防御率のタイトルに期待がかかっている。今の状態なら必ず獲得できる。

 普通の投手なら調子の波というものがある。だが、今季ここまでの村上は悪い時期がなく、常に安定したピッチングを展開している。毎試合ボールが走っているし、急激にスピードが落ちるということもない。ストレートとコントロールが魅力。制球力の良さが安定感にもつながっている。

 この日の甲子園は気温が高かった。だが、汗の量が少ない。スタミナがあるのだろう。昨シーズンは2軍でずっと投げてきたこともあって、肩の体力もあるようだ。

 今年はチームのリーグ優勝に欠かせない活躍だった。当然、シーズンオフの過ごし方が大事となるが、問題なく過ごすことができれば、来年もやってくれるはずだ。

 そして今シーズンの規定投球回クリアまで残り3回2/3。新人王の資格もあり筆頭候補だ。今の集中力と気持ちを維持して次回登板に臨めれば、新人王と防御率のタイトルの両方を手にすることができる。

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