阪神・才木「最後まで投げる」最短アレ14日・巨人戦先発で胴上げ投手や 休養十分中7日「いつも通り」

 14日・巨人戦(甲子園)に先発予定の阪神・才木浩人投手(24)が11日、胴上げ投手になる意欲を示した。最短でリーグ優勝が決まる可能性がある試合だが、特別な一戦であることはいったん度外視。先発投手としての当然の心持ちを保ち、完投を目指すことを宣言した。

 栄光の瞬間のマウンドに背番号35の姿があるかもしれない。優勝の可能性がある試合でも、才木にとってはシーズン中の1登板に過ぎない。通常運転のマインドであるからこそ、当然最後まで投げきる覚悟だ。

 「自分が最後まで投げるつもりでマウンドに立ちたいかなと思います」

 現状、チームは優勝マジック「5」となっており、才木が先発する14日・巨人戦(甲子園)が最短Vとなる日。Xデーの登板になる可能性もあるが、気負う様子は全くなかった。

 「いつも通りです。勝てるように投げられたらいいと思うので、いつもと変わらない感じ」

 兵庫県出身であり、2016年ドラフト3位で須磨翔風高から地元球団である阪神に入団。「知り合いは(優勝の可能性がある試合で投げることを)すごい言ってくる人が多いですね」と優勝ムードの高まりはひしひしと感じている。それでも、自分の役目に集中することが最優先。「特別な心境というのはあんまりない」と意識していないからこそ、完投を目指す言葉が自然と口から出た。

 東京ドームで先発した8月10日・同戦では、7回1/3を8安打2失点で白星を獲得。今回は本拠地の甲子園で東京ドームよりも本塁打が入りにくいということもあり、さらなる好投が期待できる。6回無失点で自己最多を更新する7勝目を挙げた前回6日・中日戦(バンテリン)からも中7日と休養十分。「体的にはいい感じ」と調整にも手応えありだ。

 この日は甲子園での投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。「ローテを守ってきたわけではないですけどある程度投げさせてもらえているというのは光栄です」。いつも通り腕を振った末に、歓喜のマウンドが待っている。

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