阪神・村上 自身初2桁勝利へ防御率2位・床田と投げ合い 「挑戦者らしく挑めたら」

 10勝トリオ結成や!!8日・広島戦に先発する阪神・村上頌樹投手(25)が7日、甲子園での投手指名練習に参加。自身初の10勝が懸かる一戦へ、チャレンジャー精神で挑むことを誓った。同じく指名練習に参加し、9、10日の同戦に先発予定の大竹耕太郎(28)、伊藤将司(27)の両投手も現在9勝と王手をかけている。2桁勝利が3投手となれば21年の青柳13勝、秋山&伊藤将10勝以来、2年ぶり。広島撃破へ、最強ローテで挑む。

 積み重ねてきた自信は揺るがない。特別な意味を持つ一戦を前にしても、村上はリラックスした表情で汗を流した。自身初の2桁勝利へ、これまで通りに腕を振るだけだ。

 「初戦が大事だと思っているので、しっかり抑えられるように。気負うことなく、2人良い先発投手が残っているので、自分らしい投球ができればなと思います」

 今季は19試合に登板して9勝5敗、1ホールド、リーグ1位の防御率1・79と飛躍の1年を過ごす。10勝が懸かるマウンドは、2位・広島との大事な一戦。アレを目指すチームにとっても、今後を左右する重要な局面となる。

 くしくも投げ合うのは、防御率ランキング2位の床田(1・93)。タイトル争いという面でも負けられない戦いとなりそうだ。一方で相手先発はすでに10勝を挙げているだけに、「挑戦者らしく楽しんで挑めたら」と力を込めた。

 広島については「勢いがある」と警戒。「ビッグイニングが多いかなと思うので、最少失点で抑えられるようにやっていきたいと思います」と流れを渡さない投球を心がける。

 青々とした天然芝の上で、キャッチボールやショートダッシュなどを行い、調整した右腕。この本拠地の声援も力に変えたいところだ。今季、甲子園での登板は5試合のみ。このまま金曜日でローテを回れば、シーズン中は最後の聖地登板となる可能性もあるだけに「なかなか今シーズンは機会がなかったので、勝ちで終われるようにやっていきたい」と白星を誓った。

 チームにとっても、自身にとっても大切なマウンド。今季の猛虎を支える右腕が先陣を切る。

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