2005年と今年の阪神はどっちが強い?高木豊氏は「岡田監督の経験と思考が全然違う。今の方が勝つ」と推測

 元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が30日、自身のユーチューブ「TAKAGI YUTAKA」を更新し、阪神が前回優勝した2005年と今年のチームを比較した。

 高木氏は赤星憲広、金本知憲などの名前を出しながら、「2005年の時は個が立っていた。個で戦っているというか、そんな感じがした。今年の場合は流れで戦っているというか、つなぎで戦ってるというか、そんな感じがする」と解説。

 戦い方の違いについても「(今年は)フォアボールを取って、それに盗塁を絡めてノーヒットで1点を取るとか。盗塁してタイムリーを待つとか。破壊力としたら2005年の方があったと思うけど、今は破壊力はそんなに感じないけど、しつこさを感じるよね」と、相手にしてみれば後々にダメージが襲いかかってくるチーム一丸の粘っこさが特徴だと位置づけた。

 それ故に今年は「安定した連勝もできるし、連敗もしないというね。2005年は連勝もあったけど、連敗もあった印象があるね」と語った。

 また、岡田監督についても「確かに戦略家ではあったけど、(2005年当時は)まだ若いよ。今年で66歳か。この18年間で構築されているものが、岡田監督の頭の中にはある」とし、阪神、オリックスの監督として経験を積み、評論家としてネット裏から野球と向き合い続けた日々の積み重ねによって、岡田監督の野球脳がさらに磨き上げられたと高木氏は指摘した。

 2005年の阪神と2023年の阪神が戦った場合、高木氏は「2023年が勝つ。経験とか思考とか、積み上げてきたもの、見てきたもの。これは全然違うから、今の方が勝つと思う」との見解を示した。

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