阪神・ビーズリー 雨で乱れた まさかの4回途中5失点KO「ちょっと投げにくかったね」
「広島東洋カープ6-0阪神タイガース」(17日、マツダスタジアム)
ふがいなかった。悔しかった。阪神先発のジェレミー・ビーズリー投手は試合をつくれずに、4回途中5失点(自責点3)でKO。険しい表情を浮かべ、マウンドを降りた。
初回、小園から150キロの直球で空振り三振を奪うなど、二回まで安定感のある投球を見せたが、雨が降り出した三回に突如乱れた。「ちょっと投げにくかったね」。ぬかるむマウンドに、滑るボール。変化した環境がリズムを狂わせた。
先頭の菊池に左前打を許すと、1死二塁から上本には中前適時打で先制点を献上。さらに代打・矢野の中犠飛で2点目を失った。
雨脚が強まった四回は、安打と四球などで1死一、二塁のピンチを背負った。迎えた菊池を三ゴロに打ち取ったが、小野寺が失策して3点目。1死一、二塁では床田にも右翼線へ適時二塁打を浴び、4点目を許したところで、岡田監督がたまらず投手交代を告げた。
三回以降、直球は1度も150キロを計測せず、変化球主体の投球になった。岡田監督は「雨が降り出してからおかしなった。あれからボールが全然いけへんようになった」と首をかしげた。
「要所要所で抑えられなかったことは反省しないといけない。調整していきたい」とビーズリー。笑顔なく話した言葉に、雪辱の思いをにじませた。チームの勝利に貢献するために、出直す。
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