【井川慶氏の眼】勝敗を分けた阪神・桐敷のストレート ここからも重要なリリーフ陣、あと1人か2人増えれば、より盤石に

 「広島東洋カープ3-5阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム)

 阪神はリリーフ陣が懸命にリードを守り抜き、優勝へのマジック「29」を初点灯させた。広島の自力優勝を消滅させる大きな1勝で、2017年以来6年ぶりの夏のロード勝ち越し。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は2番手・桐敷の投球を「勝敗を分けた」と絶賛した。

  ◇  ◇

 リリーフ陣の粘りが光りました。中でも桐敷投手。六回2死一、二塁で相手打者がデビッドソン選手の場面は勝敗を分けたシーンのひとつだったのではないでしょうか。

 初球のストレートは内角寄りに構えた坂本捕手のミットに対して逆球気味でしたが、腕の振りが良かったことで空振りを奪えました。この1球で直球に自信を持てたと思います。カウント2-2に追い込んで最後は内角低めの直球で見逃し三振。この試合で大きな意味を持つ場面でした。

 ここまでは桐敷投手をはじめとしたリリーフ陣の働きが大きい。ここからの夏場の戦いもチームにとって重要なポジションとなります。理想を言えば、あと1人か2人増えれば、より盤石になるのではないでしょうか。

 そして、先発の大竹投手は中20日と登板間隔が空いた状況で申し分のない内容。カウントの早い段階などでも内外角を突くなど前半戦と違う投球の組み立ても見られました。

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