阪神・近本 淡路島の“後輩”のおねだりに応えた強力援護 初回H→二盗→先制ホーム
「阪神タイガース7-2広島東洋カープ」(28日、甲子園球場)
不動のリードオフマンが聖地のダイヤモンドを駆け回った。阪神・近本光司外野手が相手の失策を含めて4度出塁し、3度本塁にかえった。「(相手の)エラーもありましたけど、得点でしっかり返ってこられた」。一夜での首位返り咲きに確かな足跡を残した。
初回に右前打で出塁すると、1死後にリーグトップの14個目の盗塁に成功。森下の適時打で先制のホームを踏んだ。三回1死は遊ゴロがイレギュラーバウンドし、失策を誘う幸運で出塁後に生還。3-2の六回2死満塁からは、押し出し四球を選んで貴重な追加点を呼んだ。最後は八回1死一塁で147キロ直球を中前にはじき返し、2試合連続2安打。複数安打は今季25度目となった。
連日、室内練習場で早出の打撃練習を行ってから全体練習に参加する。「呼吸をしているのと一緒」と暑さが増し、疲れが募っても研さんを怠らない。この日も“日課”を終えてグラウンドに向かった。
右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰後、試合を重ねるごとに状態を上げつつある。「内容を見た時に納得できる凡打か、打球かと考えたら『そうなるよな』とイメージできる感じ」と独特の言い回しで復調を表現した。「後はそれをどうヒットの方向に持っていくか」。安打量産に向けて両手に手応えを握りしめた。
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