阪神・青柳の乱調に福留孝介氏「自分を見つめ直さないといけない」課題は球威と指摘「打球を上げられている」

 2回、連打を浴びロジンを握りしめ悔しがる青柳(撮影・棚橋慶太)
 村上に2ランを許した5回を投げ終え、悔しそうにベンチに戻る青柳(撮影・高部洋祐)
 1回、2点を失った青柳(17)に渋い表情の岡田監督(撮影・金田祐二)
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 「東京ヤクルトスワローズ6-3阪神タイガース」(22日、神宮球場)

 後半戦開幕投手を任された青柳晃洋投手は5回5失点でKOされ、チームも中盤までの大量失点が響き黒星スタートとなった。2位の広島がゲーム差なしに迫ってきている仲、CS放送「フジテレビONE」の中継で副音声解説を務めた阪神OBの福留孝介氏は「もう一度、見つめ直さないといけない」と指摘した。

 福留氏が課題として指摘したのは球威。「ボールに力がない。青柳投手はゴロアウトが多いのですが、きょうはフライアウトが多かった。打球を上に上げられてしまっている」と分析した。五回までのアウトの内訳はフライアウト7、ゴロアウト6、三振1、犠打1。昨季、セの規定投球回到達者の中で最もゴロアウトが多かっただけに、状態がなかなか上がらない要因とも言える。

 「次の登板までにどう修正するか」と語った福留氏。初回には自らの牽制悪送球でピンチを広げて先制点を失い、五回にはバント処理で三塁ベースカバーががら空きになる場面もあった。後半戦のキーマンと目されるエースの復調がなければ、アレは見えてこない。

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