阪神・近本が1軍合流 後半開幕ヤクルト戦にロックオン「後半戦に向けてじゃなく22日のためどうするか」

 打撃練習を行う近本
 汗を拭う近本
2枚

 右肋骨(ろっこつ)の骨折で離脱していた阪神・近本光司外野手(28)が19日、1軍に合流し、甲子園球場での全体練習に参加した。球宴明けの後半戦初戦となる22日・ヤクルト戦(神宮)での復帰に意欲満々。20日に予定されているシート打撃で最終チェックして、2軍戦出場はせずに“ぶっつけ本番”で戦列へ戻る。

 甲子園の中堅には、やはりこの男が立つとしっくり来る。1軍練習に参加した近本は、“定位置”での守備練習で軽快な動きを見せた。フリー打撃では広角に打球を飛ばし、33スイングで16本の安打性。フルメニューをこなして、順調な回復ぶりを印象づけた。

 「後半戦に向けてとかそんなことじゃなくて、ただ22日のためにどうするか、しか考えてないので」。7月2日・巨人戦で受けた死球により、同4日に登録抹消されたが、復帰舞台には球宴明け初戦をロックオン。心身ともにすでに戦闘準備は整っており、「怖さはないですね」と頼もしい言葉を残した。

 この日は岡田監督が球宴に参加のため不在。練習を見届けた平田ヘッドは、「大丈夫というか鳴尾浜でもシート打撃やってますし、明日もう1回、打席に立ちますので最終チェックです」と明言。湯浅らの投球を打った15日に続く2度目のシート打撃で、GOサインの最終判断を下す方針を示した。

 近本自身は「ボールをしっかり見られるかと、前のシートは真っすぐを引っ張れなかったので、引っ張れるか、ポイントで打てるかどうか」とシート打撃に向けて課題を設定。抹消後、2軍戦出場のないままでの戦線復帰が濃厚となり、「実戦の感覚は、実戦やってないんで分からないです」と素直な心境も吐露したが、表情に不安の色はない。

 チームは前半戦最終戦を白星で締めくくり、貯金を「11」としたものの、2位・広島とはわずか1ゲーム差しかない状況だ。上位の差が縮まっている中、後半戦再加速に欠かせないピースである背番号5が、節目の一戦から戦力に加わる。

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