阪神・湯浅 最速152キロ「感覚も悪くなかった」打者5人で安打性ゼロ 23日に2軍で抹消後初実戦へ

 阪神は20日、甲子園で1軍練習を行った。右前腕のコンディショニングで2軍調整中の阪神・湯浅京己投手(24)が練習参加。シート打撃に登板し、打者5人と対戦して安打性の当たりはゼロに抑えた。復帰へのステップアップとして、23日の2軍練習試合、日本海リーグ・富山戦(鳴尾浜)で登録抹消後初の実戦登板することになった。

 照りつける夏の日差しを浴びながら、聖地のマウンドで腕を振った。正式な1軍合流ではないものの、甲子園での練習に参加した湯浅。「楽しかったです!」と振り返ったシート打撃登板で、確かな手応えをつかんだ。

 まずミエセスを一飛、続く熊谷を中飛に、いずれも直球で打ち取った。島田には四球を与えたが、植田を左飛、小野寺を二ゴロ。「真っすぐの強さを一番確かめたいというか、バッターの反応を見たいと思って」と直球を主体に、スライダーとフォークも織り交ぜた22球を、坂本のミットに投げ込んだ。

 「右バッターが一塁側にファウルが飛んでいたんで、ああいうファウルが出ているのは自分的に感覚も悪くなかった」と調子のバロメーターを示した上で納得顔。バックスクリーンに球速表示は出なかったが、球宴参加で不在の岡田監督に代わって、投球をチェックした平田ヘッドコーチによると最速152キロだったという。

 出場選手登録抹消後、シート打撃登板は15日に続いて2度目。いずれも見届けた平田ヘッドは「何も故障のアレはないんで、湯浅も順調にきているし、日曜(23日)に投げると思う」と実戦マウンドについて言及した。

 次なるステップは23日の2軍練習試合、日本海リーグ・富山戦に決まった。古巣との対戦になる湯浅は「試合になっても変わらずに、いきなりじゃなく徐々に状態を上げていけるように、力まず自分のボールが投げられたら」とテーマを設定。焦り禁物を胸に刻んで、復帰ロードを一歩ずつ着実に進んで行く。

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