阪神・青柳 後半戦の開幕投手に決定「チームを引っ張る」 岡田監督もキーマンに指名「後半はずっとローテーションでね」
後半戦の開幕となる22日・ヤクルト戦(神宮)に先発することが決まった阪神の青柳晃洋投手(29)が18日、「意気に感じて頑張りたい」と気合をみなぎらせた。前半戦は2軍再調整となるなど不完全燃焼だったエース。後半戦のキーマンに指名した岡田彰布監督(65)の信頼に快投で応える。
失地回復の物語が始まる。後半戦の開幕投手を務める青柳は「後半戦の頭というのは大事な試合になる。任されたからには、しっかりとしたピッチングをしなければいけない」と責任感を漂わせた。
昨季まで2年連続最多勝を獲得し、絶対的エースとしてシーズン開幕投手を担った右腕だったが、不振に陥って5月には登録抹消も経験した。約1カ月半の2軍生活を経て、11日・DeNA戦(倉敷)で7回2失点と好投。60日ぶりの白星で復調の兆しを見せた。
前半戦を終えて3勝3敗、防御率5・16。「もう僕個人の成績は終わっているんで」と冗談めかしたが、それだけに“アレ”に懸ける思いはひとしおだ。「前半戦で何も貢献することができなかった。本当に迷惑をかけたっていう思いが一番なので後半戦はその分、それ以上頑張るくらいの気持ちを持って臨もうと思っている」と強い決意をにじませた。
帰ってきたエースへ、岡田監督の信頼も厚い。後半戦のキーマンを問われると「青柳にね、後半はずっとローテーションでね、先頭に立って引っ張っていってもらいたい」と指名。指揮官の言葉を受けて「監督はあまりそういうことを言わない人だと思っている。そういう方がそうやって言ってくれるということは、すごい光栄だし、うれしいこと。一番経験があるピッチャーだとは自分の中では思っているので、チームを引っ張るというのは一つの仕事」と闘志をかき立てられた。
ヤクルトとの対戦は今季2度目。初対戦だった4月7日には7回1失点と好投したが、「一発を警戒せざるを得ないバッターがいっぱいいる」と油断はない。23日の第2戦には伊藤将の先発が濃厚で、25日からの巨人3連戦(甲子園)では西純、大竹、才木の順に登板が予定され、先発ローテが大幅に再編される。層の厚い先発陣で後半戦も“開幕ダッシュ”を決める。
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