阪神・伊藤将 7回3失点で中日にプロ初黒星 12戦中11戦QSも3勝だけ
「阪神0-3中日」(16日、甲子園球場)
“竜キラー”についに土がついた。苦しんだ前半戦は黒星で終了。阪神・伊藤将司投手は淡々と振り返った。
「何とか1点でしのぎたかったですけど、ああいう場面で点が入ったのでダメですね」
四回に細川に先制ソロを被弾。最少失点で踏ん張りたかっただけに、0-1の七回を悔やんだ。先頭から連打を浴びるなど2死二、三塁とピンチを招くと、代打・後藤へ投じた高め直球を中前へはじき返され、手痛い2点適時打を献上。直球に手応えを感じていた中で「真っすぐで押せると思った。浮いた球を打たれてしまい悔しい」と肩を落とした。
この試合まで中日戦は通算7試合で無傷の5勝と相性抜群だった。この日も7回3失点と力投したが、援護に恵まれず。中日戦プロ初黒星となる今季4敗目を喫した。
これで前半戦は12試合に先発して11試合でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)をクリアしながらも、3勝と物足りない数字に終わった。「直球は指にかかっていましたし、今後も継続していければ。先制点をとられることが多いので、そこをゼロでできたら勝てるチャンスが来るんじゃないかなと」。抜群のゲームメーク能力を維持し、後半戦の巻き返しを図る。
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