阪神・岡田監督 采配ズバリ「3番・右京」「左翼・ミエセス」予定を「3番・渡辺諒」「左翼・ノイジー」に
「阪神8-0中日」(29日、甲子園球場)
ジメジメした空気を振り払う、気分爽快な白星だ。先発・村上の快投に応えるように打線が14安打8得点の大爆発。実に6カードぶりとなる勝ち越しに阪神・岡田監督の声が弾む。
「何か(コーチが)ミエちゃん使ういうからアカン言うたんよ。レフトにいってバテとんのに。3試合レフト往復したらバテてバット振れへんからな」
指揮官の観察眼が勝利を呼び込んだ。当初は「3番・前川」、「左翼・ミエセス」の予定だったが、「3番・渡辺諒」「左翼・ノイジー」に変更。「まだまだ1カ月ちょいやで、1軍上がって。そんな選手に負担かける必要あらへん」。先発左腕相手に初スタメンとなった前川は6番で楽に打たせた。
采配が見事に的中するから痛快だ。渡辺諒は3安打、前川も適時打をマーク。苦悩していたノイジーのマルチ安打にも価値がある。
30日から東京ドームで巨人3連戦だ。「みんなが上向きになっているんでね、いい勝負をしたい」。首位を堅持する虎が、再び上昇気流に乗りそうだ。
野球スコア速報
関連ニュース





