阪神・青柳 2軍戦で粘投6回7安打1失点 1軍ローテ返り咲きへ「いつでもいけるよう良い準備を」
「ウエスタン、ソフトバンク2-1阪神」(14日、タマホームスタジアム筑後)
淡い桜色の夕焼けをバックに懸命に腕を振った。自身の課題と向き合いながら、粘りの投球を展開。阪神・青柳晃洋投手(29)は柔らかい表情で登板を振り返った。
「左打者の内角の使い方と、カーブを入れた配球のコンビネーションを練習しました。全体的にやりたいことはできた上で、収穫とまだまだな部分があるなって感じですね」
初回は2連続三振を含む三者凡退。「3人で終えられるように意識しました」と課題の立ち上がりを上々の内容で発進した。
以降は苦しい投球を強いられたが、崩れない。1点リードの二回には、先頭・生海に右中間へ二塁打を浴び、中堅・豊田の悪送球で三塁進塁を許す。続くガルビスに同点の左犠飛を献上したが、これが唯一の失点だ。
三回には味方の2失策と四球で2死満塁の窮地に陥ったが、笹川を内角直球で詰まらせて二飛に。六回には、先頭・アストゥディーヨの飛球を左翼・高山と遊撃・戸井がお見合いする形で出塁を許す。その後1死二、三塁とピンチを背負ったが、西尾、井上を連続三振に仕留め、「三振が欲しいところで取れた」とうなずいた。
113球を投げて6回7安打1失点。「呼ばれたらいつでもいけるように良い準備をしたい」。1軍ローテ返り咲きへ、納得の一球を積み重ねていく。
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