阪神・村上 ベルーナで雪辱投や プロ初先発KOから2年 因縁のマウンドで進化魅せる

 プロ初登板、初先発で2回1/3を投げ5失点の村上
 キャッチボールをして調整する村上
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 因縁のマウンドに向かう。交流戦初戦となる30日・西武戦(ベルーナ)に先発する阪神・村上頌樹投手(24)は29日、「チームを勢いづけられるようなピッチングをしたい」と静かに意気込みを語った。

 4週連続で火曜日の先発を託され、ローテの柱として君臨する。風格さえ漂い始めた村上が、プロ初先発で踏んだのが敵地・西武戦(当時はメットライフ)のマウンドだった。

 21年5月30日、ドラフト5位で入団した1年目の右腕は初回こそ無失点で切り抜けたが、三回途中3安打5失点で降板。翌日には登録を抹消された。3四球と制球を乱した姿は、今の村上から想像が及ばない。「あまり覚えてないですが、四球をいっぱい出してしまったので、そこはないようにやっていきたい」。苦い記憶をたぐり寄せ、同じ過ちは繰り返さないと誓った。

 運命の巡り合わせか。2度目の西武戦はくしくも同じ日付となった。「普通に今まで通りやれたら」と淡々と語ったが、2年前から進化を遂げた自負もある。「成長した姿というか、そういうところを見てもらえれば」と自信をにじませた。

 復帰した源田や外崎の名前を挙げ「その2人は注意かな」と警戒しつつも、「ピッチングスタイルを変えようとは思わない」と言い切った。この日は甲子園室内での投手指名練習に参加して調整。雪辱を果たすべく一心不乱に右腕を振る。

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