「阪神－広島」（２０日、甲子園球場）

　阪神先発の大竹が７回６安打無失点で降板した。開幕６連勝を目指して好投を見せたが、勝ち投手の権利を手にすることはできず。広島先発・森下との白熱した投手戦を展開し、試合は七回まで両軍無得点のまま進んだ。

　初回先頭の菊池には粘られ、いきなり１２球を要しての四球としたが、続く上本を空振り三振に仕留めて、菊池も盗塁失敗。秋山を一塁ゴロにして、三者凡退での立ち上がりとなった。

　三回にも先頭の会沢に右前打を許すも、犠打を狙った森下の打球を、判断良く二塁へ送って封殺。七回には２死一、三塁のピンチを招いたが、森下を二ゴロで打ち取って、ガッツポーズを決めた。

　「打」ではプロ初ヒットが飛び出した。三回、先頭で打席に入ると、２球で追い込まれながらもファウルを続け、７球目のチェンジアップに反応。三塁・林のグラブをはじく遊撃内野安打となり、プロ６年目で初めてＨランプをともした。