阪神ドラ1森下 2軍戦でプロ1号 通算100打席目で再昇格へ“反撃のノロシ弾”
「ウエスタン、中日4-4阪神」(16日、ナゴヤ球場)
待望の一発だ。1、2軍通じて、ちょうど100打席目。阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)に“プロ1号”が生まれた。
「ちょっと詰まったんですけど、変化球をああやって打てたというのは良かった」
相手の捕逸で1点を先制した直後の初回1死。カウント2-1から、岡野の低めスライダーを捉えた。鋭いスイングから放たれた打球は、左中間ネットへ突き刺さる公式戦初本塁打。3月22日のオープン戦・巨人戦(東京ド)以来、約2カ月ぶりの一発に、ベンチ前で喜びを爆発させた。
打球角度を求めていた中で「変化球はバットに乗せるような感覚で。角度も良かった」と納得。「この感覚を忘れずにやっていきたい」とうなずいた。
和田2軍監督も「やっとだね。ちょっと変化球で差し込まれてはいたけど、それを押し込んで、あそこまで持っていくというのはパワーがある」と評価。「あれが時々出るようになると状態が上がってくる」と期待した。
「バットが振れているうちは大丈夫」と2軍指揮官。2軍降格の際には岡田監督から「バットが出てへん」と指摘を受けたが、持ち味の積極的なスイングを取り戻し、状態は上向きだ。第4打席にも左前打を放ってマルチ安打をマークした。
17日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)には、岡田監督が湯浅を視察するために訪れる予定で「上でやらないと意味が無い。監督が見ているところでも、しっかり結果を出したい」と背番号1。1軍は右翼の定位置が固まっていないだけに、チャンスは十分だ。再昇格へ、指揮官の心をつかむような一打を放つ。
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