阪神・ミエセス 岡田監督の起用に応えるV打 「そらミエちゃん行かなあかんな」→勝利のキーマンに
「中日4-9阪神」(16日、豊橋市民球場)
スタメン起用に全力プレーで応えた。阪神のヨハン・ミエセス外野手(27)が4試合ぶりの快音で、チームを勝利に導いた。
「状態はよくなっているとは思いますけど、まだいい状態とは言えない。でもその過程だと思うので、結果が出て良かった」
初回だった。2死満塁でカウント1-1から福谷の147キロ直球をコンパクトに振り抜き、打球は右前へ。先制点をもたらし、一塁上で“ミエちゃんスマイル”がこぼれた。
1点差に迫られた直後の六回にも、1死満塁のチャンスが巡ってきた。代わった勝野に対し、フルカウントから低めの直球に食らいつき、ボテボテの当たり。それでも三ゴロの間に三走・中野が生還し、泥くさく貴重な追加点をもぎ取った。
中堅115メートル、両翼93メートルの豊橋市民球場に、岡田監督は前日、「狭いん?ああ、そう。そらミエちゃん(ミエセス)行かなあかんな。あっち向いてホイでも入るやつ」と話していた。その言葉通り、2戦ぶりに「6番・右翼」でスタメン起用。来日後初の決勝打を含む2打点の活躍で、見事に指揮官の期待に応えてみせた。
この日もダイビングキャッチを試みるなど、常に全力な助っ人。これからも一生懸命な姿でチームを鼓舞していく。
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