【佐藤義則氏の眼】阪神新助っ人ノイジー&ミエセス 打ち取るのにやっかいな選手

 阪神のシェルドン・ノイジー外野手(28)とヨハン・ミエセス外野手(27)が11日、今季初実戦となる紅白戦にそろって出場。ともに安打をマークした新助っ人コンビについて、デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏(68)は「打ち取るのにやっかいな選手」と評価した。

  ◇  ◇

 紅白戦で新外国人のノイジーとミエセスをじっくりと見せてもらった。ともに腕っ節の強そうなパワーヒッターだね。投手の立場から言わせてもらえば、バットがレベルに振れているので、しっかりと投球にもコンタクトしてきそう。当たれば一発もあるだけに、打ち取るのにやっかいな選手という印象だ。

 メジャー経験もあるノイジーは、まだ日本の投手に慣れていこうという段階。球筋を見極めて、ストライクゾーンも確認しながらの打席だったように見えた。ミエセスはアピールしなくてはいけない立場だけに積極性を感じた。ただ、守備では右中間の大きな当たりを落球した。ここは改善の余地が大きい。

 2軍の紅白戦ではドラフト1位の森下がデビューした。見るからにパワフルな体つきでスイングも速い。当たれば飛ぶなという印象だ。1位で取ってきた選手なのだから、岡田監督もぜひ使いたいと思っているはず。

 大山、佐藤輝という大砲はいるが、チームとしてはもう一人、長打力のある選手を中軸に据えたいところ。両外国人と森下がその座を目指して競い合う形になっていけば、本当に楽しみな打線ができあがっていく。

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