阪神・村上 苦しんだけど爆発打線に感謝の3勝目 4失点でも防御率はセトップの1・22
「中日4-9阪神」(16日、豊橋市民球場)
粘投で3勝目を挙げた阪神・村上頌樹投手(24)に笑顔はない。先発し、7安打4失点で今季最短の5回で降板。試合後は、厳しい表情でバスに乗りこんだ。
「もっともっと長いイニングを投げないといけない試合だったので、本当に申し訳ないです」
初回はわずか7球で三者凡退と上々の立ち上がり。四回まで2度、得点圏に走者を背負うも要所を締めて持ちこたえていた。
崩れたのは5点リードの五回。先頭・村松に右前打を許し、2死一、二塁から細川に左前適時打を献上。続く、2死二、三塁では石川昂に右中間への3ランを被弾した。
両翼93メートル、中堅115メートルと決して広くない自身初の豊橋市民球場。マウンドは「意外と投げやすかった」と話すも、コンパクトな球場は投手にとって不利益。リードした坂本も「多分、バンテリンだったらいってないんじゃないかな」と右腕をフォローした。
3、4月度は4試合に登板(3先発)して2勝0敗、防御率0・00。今季初先発した4月12日・巨人戦(東京ドーム)で7回完全投球を成すなど、圧巻の投球を継続して自身初の月間MVPを受賞した。崩れた後にどう立て直すか-。防御率はリーグトップの1・22だが「しっかりまた調整したい」と村上。次回登板で真価が問われる。
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