豊橋男や!阪神・大山が五回一挙4得点の猛攻呼ん打 “パワースポット”で打率・857
「中日4-9阪神」(16日、豊橋市民球場)
豊橋に虎の大山あり-。過去2戦2敗の鬼門を4番の打棒が打ち砕いた。1-0の五回、阪神・中野、ノイジーの連打で無死一、二塁とし、打席には阪神・大山悠輔内野手(28)が立った。カウント1-1から福谷が投じた内角高めのツーシームを捉え、しぶとく三遊間を破った。
追加点の欲しい場面で貴重な左前適時打。価値ある一打に「当たりはそこまで良くなかったのですが、抜けてくれました。村上のためにも追加点を取ることができて良かった。村上には助けられてるんで、今日は何とか野手陣が助けられて良かったと思います」と振り返った。この適時打を含め、この回だけで6安打を集め、4得点のビッグイニングを演出した。
大山にとって豊橋市民球場は験のいい“パワースポット”だ。2019年7月17日に同球場で行われた中日戦では「4番・三塁」を務め、左翼への場外弾を含む4打数4安打2打点と爆発。ただ、チームは敗れ、試合後は悔しさをにじませた。
この日は三回にも1死からツーシームを左前に運んだ。五回の適時打の時点で、豊橋では19年に続き6打数6安打3打点となったほど、驚異的な相性の良さを発揮。2四球も選んでおり、5打席で4度出塁。冷静な選球眼も健在だった。3安打を放った9日・DeNA戦(甲子園)に続く複数安打と好調を維持。打点22として、リーグ2位タイと勝負強さを際立たせている。
6-4で迎えた八回、1死一塁では見逃し三振に倒れ、連続安打は途切れたが、記録よりもチームの勝利に貢献したことが何よりの喜びだったはず。「明日試合があるんで、しっかり反省してまた明日に向かいたいと思います」と短い言葉に安堵(あんど)をにじませた。
◆大好き豊橋!4年前は場外弾!! 両翼93メートルの豊橋市民球場での大山の通算打率は7打数6安打3打点で打率・857に。前回は2019年7月17日・中日戦。二回、阿知羅の直球をとらえた左翼場外弾を含む4打数4安打2打点の大暴れだった。
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