阪神・佐藤輝3ラン&満弾 ピンクバットで母の日に最高プレゼント 4連勝で単独首位
「阪神15-7DeNA」(14日、甲子園球場)
『母の日』にお祭り騒ぎの大勝や~!!阪神が今季最多となる21安打15得点の快勝。首位攻防戦を3戦3勝で終え、4連勝で一気にDeNAを抜き去り、4月19日以来となる単独首位に立った。佐藤輝明内野手(24)は3ラン&満塁弾で7打点の大暴れ。「お母さん本当にありがとう!」と、感謝のアーチを母に届けた。リーグ20勝一番乗りを決め、貯金を今季最多7とした岡田阪神。この勢いで突っ走る!
母の日限定のピンクバットで衝撃的な打球音を奏でると、確信歩きで足を進めた。佐藤輝にとってプロ通算50号となった初回の先制弾に続き、四回には7号満塁弾。自身1試合最多の7打点目が記録されるホームインの瞬間、両手の人さし指を曇天へと突き上げた。
リーグ最速20勝目に、今季最多21安打と大爆発した虎打線の主役はこの男だった。まずは初回2死一、二塁、2球で追い込まれるもフルカウントまで整えてから、スライダーを一閃(いっせん)。右翼スタンドへの先制3ランで、節目の50号を飾ったのはあくまで序章だった。
大山の押し出し四球で再びリードを奪った直後の、四回2死満塁での打席。虎党のボルテージが上がる中、初球の直球を完璧に捉えた。「(今季で)一番いい感触だったので」と振り返った右中間への当たりは、新人時代に初めて4番を打った21年5月2日・広島戦(甲子園)以来となるグランドスラム。「しっかり速い球に合わせて1球で打てたので良かったです」と責務を果たした。
大砲として理想の本塁打について、「低い当たりの方がいいですね。その方が甲子園だったら届くと思うし。まあでも、風次第っす」という持論を持つ佐藤輝。12日・DeNA戦ではバックスクリーンに弾丸ライナーを突き刺した。この日は浜風と逆方向だった風を味方につけた打球で、美しい弧を2回描いた。
満弾後に見せた、本塁上でのポージングの意味を「家族が来てたので」と告白。「いつも応援してくれるし、一番の理解者だと思うので感謝してます。母の日に打てて良かったです。お母さん本当にありがとう!」と誇らしげに親子の絆をかみしめた。試合前、母・晶子さんへ贈り物を準備したか聞かれると、「秘密です!!」とけむに巻いたが、孝行息子は2本のアーチという最高のプレゼントを届けた。
母の日企画として許可されたピンクの相棒だが、2発&7打点に「(今後の使用を)NPBに申請します」とニヤリ。この日の猛打でヤクルト・村上、DeNA・宮崎と並ぶリーグトップ22打点となった。「1勝目のヒーローインタビューで『3連勝します』と言ったのができたので、うれしいです」。有言実行の5番打者が猛虎を単独首位に導いた。
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