阪神・才木 降格後初登板で5回7K完全 疲労回復で持ち味発揮「準備できています」
「ウエスタン、広島2-4阪神」(9日、由宇球場)
力強い、圧巻の57球だった。阪神・才木が2軍降格後初登板で持ち味を存分に発揮した。
「状態は悪くないし、マウンドに慣れるのに最初時間がかかったくらいで、変化球でもカウントが取れたのでよかった」
三回からマウンドに上がると先頭の森を直球3球で見逃し三振。続く中村も直球で二飛、小園はフォークで一ゴロに仕留め、順調な立ち上がりを見せた。
四回以降も最速151キロの直球主体にスライダー、カーブ、フォークを交えて5回無安打無失点で無四球。7奪三振のうち五つを直球で奪い、和田2軍監督も「圧巻だったね。特に真っすぐのキレ、スピード、走り。狙っていて当たんないくらいの真っすぐを投げていた」と称賛した。
前回登板した4月30日・ヤクルト戦(神宮)は今季最短の3回3失点で自身3連敗となる3敗目。1日に出場選手登録を抹消された。「2月から投げ続けていたんで、疲労を取るのをメインでやっていた」と登板がなかった期間で体の回復に努めた。「変な力みもなくいい力感で投げられた」と課題に挙げていたフォームの崩れも修正した。
「『調子悪い』ってすごい言われてるのが、何やねんみたいな感じですけど(笑)。準備できています」。自信を胸に、再び1軍のマウンドで躍動する。
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