阪神・岡田監督 佐藤輝に打撃の神様の金言 「ヒット1本打って四球1個選んだら首位打者」
阪神・岡田彰布監督(65)は8日、一時期の不振から抜け出した佐藤輝へ打席での心構えを説いた。「川上さんがよう言うとったやん、ヒット一本打って四球一個選んだら首位打者やで言うてな」。例に挙げたのは“打撃の神様”川上哲治氏から授かった金言だ。
佐藤輝は5日・広島戦で大山とのアベック弾を記録した後、2打席三振に倒れ、4打数1安打。一方の大山は4打数2安打1四球で打率・340まで上昇させている。「大山の四球なんか大きいんやで。最終的な打率にしてもな。ボール球振り出してバッティングは崩れていくもんやからな」。好調をキープしてもらいたいからこそ、慎重さを求めた。
佐藤輝も四球の大切さは実感している。指揮官から「四球を評価する」と伝えられたことを明かし、「今のところ取れているのは悪いことではない。打率を残す上でも出塁率も上がる」とうなずく。
今季はすでに16四球選んでおり、打率・234に対して出塁率は・354。1年目(打率・238、出塁率・284)、2年目(打率・264、出塁率・328)より数字を上げている。「かと言って四球を狙いにいくのも嫌なんで。取れたらラッキーぐらいの感じで」。“岡田化の考え”を吸収しつつ、自らのスタイルも貫く。どん欲にレベルアップを図っていく。
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