阪神・岡田監督 リリーフ陣の踏ん張り称賛 ドラ6富田&石井が価値ある回またぎ
「阪神8-7中日」(3日、甲子園球場)
甲子園が逆転サヨナラ勝ちの興奮冷めやらぬ中、阪神・岡田彰布監督(65)は試合のポイントを問われると、「リリーフ陣の踏ん張りじゃないですか」とたたえた。ターニングポイントとなったのは、2人の若手投手の回またぎだ。
特に流れを呼び込む快投が光ったのが、三回からマウンドに上がったドラフト6位・富田(三菱自動車岡崎)。6点を追いかけ、2点を返した直後の登板。「流れがちょっと来ているなと思った」と冷静に分析。先頭の福永を3球三振。続く村松も三振に取り、前打席で適時二塁打を放っている木下も二ゴロに打ち取った。
続く四回も三者凡退。2回を無安打無四球、3奪三振の完璧なリリーフで、4試合連続無失点となった。「任された回はしっかり流れが呼べるようにというのは心がけながら投げています」と、頼もしいルーキーが虎のブルペンに欠かせない存在になっている。
石井は六回からマウンドへ。監督が「最初ちょっとボールがいってなかった」と振り返るように、2回で3安打を浴びた。それでも無失点で抑え、後続にバトンをつないだ。
指揮官が試合のポイントとして挙げた“リリーフ陣の踏ん張り”がチームに流れを呼び込んだ。劇的な逆転サヨナラ勝利の立役者は野手陣だけではなかった。
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