元阪神監督が「2番起用の意味を考えてほしかった」「流れを切る形に」梅野の打撃&岩貞の1球に苦言

 5回、梅野は併殺に倒れるも1点を返す(撮影・飯室逸平)
 デイリースポーツ評論家・藤田平氏(右)と話す岡田監督(撮影・中田匡峻)
 8回、長野に3ランを浴び、天を仰ぐ岩貞(撮影・飯室逸平)
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 「阪神4-8巨人」(26日、甲子園球場)

 元阪神監督でデイリースポーツ評論家の藤田平氏が、2番起用の梅野隆太郎捕手に苦言を呈した。岡田監督が2番で起用し、不振脱出への“荒療治”を施したが、好機で不発に終わり打率・094に低迷。正捕手として起用されているからこそ、「意味を考えて欲しかった」と訴えた。

  ◇   ◇   

 阪神はこの日も、梅野が攻撃の流れを止める形になってしまった。岡田監督は思い切って2番で起用。現状、1番の近本が出塁する形が多い。打撃不振とはいえ送りバントはできる。あるいは右方向への進塁打。そういう形で生かそうというのが狙いだったのだろう。

 ただ五回無死一、三塁では詰まった当たりの併殺打。1点は入ったとはいえ、走者がなくなり、流れを切る形となってしまった。そして七回1死一、二塁の場面では空振り三振。甲子園にため息が充満した。

 いくら打順を動かそうが、チャンスで回ってきてしまうもの。今の梅野の打撃を見ていると、強引に引っ張って打ちにいっているように見える。調子が悪いとはいえ、2番で起用された意味を考えて、例えば徹底的に右方向へ打つ意識で打席に入るとか、なにかを変えてほしかった。そうでないと、なかなか調子は上がってこない。

 試合を決定付ける代打・長野の3ランが飛び出した、八回の岩貞の投球にも苦言を呈したい。先頭の代打・ウォーカーに、初球の甘いボールをはじき返された。「外国人への初球は気をつけろ」というのは、これまでも口酸っぱく言われてきたことだ。

 1点差なら試合はどうなるか、まだ分からなかった。中堅とも言える投手の不用意な一球から始まり、佐藤輝の失策…。結果的に自ら流れを相手に渡す形で、痛恨の被弾へとつながってしまった。

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