阪神・佐藤輝よ「ポジティブになれ」平田ヘッドが悩める5番に声掛け 岡田監督も後押し

 フリー打撃で快音を響かせる佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
 平田ヘッドコーチ(左)の話を聞く佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 ノックの打球を処理して返球する佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神(降雨中止)巨人」(25日、甲子園球場)

 苦しいときだからこそ、ポジティブに!阪神の佐藤輝明内野手(24)が25日、前向きに取り組む考えを明かした。

 2戦連続安打中ながら打率・175。そんな悩める5番打者は、平田ヘッドコーチから声を掛けられた。

 「ネガティブにならず、ポジティブになれよ」

 元々ネガティブにはならないタイプだというが、さらに前向きになれた様子。「ポジティブに頑張ります」と顔を上げた。

 岡田監督も背中を押す。「(取り組み方は)間違ってないと思うで、別に。まあ、な、長いシーズンでそういうこともあるかもわからんけどな」。指揮官は佐藤輝と同じプロ3年目の1982年4月半ばは打率1割台が続いた。ただ、同27日からの巨人3連戦(甲子園)で2割台に乗せると、その後も状態を上げて、打率・300でシーズンを終えた。

 自身の経験とも重ねながら「ヒットとかよりもやっぱり一発、ホームラン出たらなあ。だいぶ違うと思うで」と復調のきっかけを期した。

 佐藤輝は甲子園室内練習場でフリー打撃後、特打も敢行。雨天中止だからこそ打ち込んだ。「明日いけると思います」。前を向いて、苦境を打破する。

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