阪神・梅野 「俺の責任」七回&九回、2度の得点圏で1本出ず リードで粘り強くゲームメークも苦しむ打率・102
「中日2-1阪神」(23日、バンテリンドーム)
敗戦直後。現実を受け止め、阪神・梅野は報道陣の前で口を開いた。
「俺の責任。今日は俺のせいかなと思う」
ここぞとばかりに好機で打席が回ってきた。1点を追う七回2死二、三塁。一打逆転のチャンスだったが、田島の外角スライダーに空振り三振。左翼スタンドの虎党の声援がため息に変わった。
九回も1死一、二塁で打席に立ったが、1ストライクからのスプリットを引っかけて痛恨の二ゴロ併殺。挽回するどころか、自らのバットで試合の終止符を打ってしまった。
先発・才木が5回2失点で降板も、リリーフの3投手をけん引してゲームメーク。守りでは接戦の展開に持ち込んだが、打撃で責任を負う形となってしまった。「投手陣も頑張って粘り強い試合をしてくれた。こういう負けが俺の中では一番悔しい」。女房役として投手を援護できなかったことを悔やんだ。
今季は16試合でスタメンマスクをかぶるも、49打数5安打、打率・102。打撃復調の兆しがつかめず、苦しい期間が続いている。
「やり返すというか、チームの勝利のために俺はやっていくだけ。本当にそれに尽きる」。このままで終わるわけにはいかない。
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