今季最短KOの阪神先発・青柳は「今年は一度もらしい投球が見られていない」評論家が不安指摘

 3回、小笠原にタイムリーを打たれる青柳(撮影・飯室逸平)
 3回、途中降板を命ぜられベンチへ引き揚げる青柳(撮影・立川洋一郎)
 2回、追加点を許し、ぼう然とする青柳(撮影・飯室逸平)
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 「中日4-1阪神」(21日、バンテリンドーム)

 阪神の元監督で、デイリースポーツ評論家の藤田平氏(75)が中日-阪神戦をチェック。今季最短の2回2/3を4失点で、2敗目を喫した阪神先発・青柳について語った。

   ◇  ◇   

 阪神先発の青柳は初回に1点を先制してもらったが、序盤から苦しい投球が続いた。

 キャンプ、オープン戦と投球を見てきているが、開幕戦で1勝はしたとはいえ、今年はまだいい時がなく、オープン戦から青柳らしい投球が見られていない。今日もこれまでのような投球だった。

 対戦した打者の反応を見ていると、ボールが走っていないのではないだろうか。去年まではボールが走って動いていたけど、走らないからあまり動いていないように見える。ファウルで粘られるシーンも多い。

 また、セットポジションから投げているが、状態が良くないことを自覚しているからか、セットでボールを長く持ったりして相手打者のリズムを変えようとしている。これが逆に自分のリズムを崩しているようにも感じる。

 投球のリズムが崩れているから右打者のインコース、左打者のアウトコースにすっぽ抜けるボールが多いことも気になる。ボールが指に掛かっていないのだろう。

 ただ、2年連続最多勝を獲得した実績を持つ投手だ。去年やおととしの自分の投球映像を見るなりして、自分で修正していってくれるはずだ。

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