阪神・岡田監督 虎通算400勝「3番・渡辺諒&5番・ノイジー」起用ズバリ
「巨人1-4阪神」(13日、東京ドーム)
動いてつかんだ1勝だった。敵地では16年以来、7年ぶりとなる巨人戦の開幕カード勝ち越しで、岡田彰布監督が阪神の指揮官として通算400勝の大台に到達した。節目の勝利にも「あっ、そう。分からんよ、そんなん。別にええやん」と素っ気なかったが、用兵が的中した会心のG倒劇だったのは間違いない。
不振を極める佐藤輝を今季初めてスタメンから外した。開幕から「5番・三塁」で固定していた主砲をベンチに置いた。「悩んでないよ。昨日から決めとったんや。結果が出なかったらしょうがないやんか。シーズンは勝つためにやってるんだから。理想と現実は違うよ」と勝負に徹した。
代わって三塁に渡辺諒を送り出し、3番に据えた。さらにノイジーを5番に動かした。二回にノイジー、四回に渡辺諒が本塁打を放ち、打順の組み替えが見事に奏功。1試合4得点以上は、4日の広島戦以来で「ちょっとは兆しが出てる」と打線浮上に手応えを得た。
渡辺諒が結果を出したが、七回には佐藤輝を代打で起用し、復調の契機を与えようとした。14日のDeNA戦(横浜)は右腕・ガゼルマンが先発予定とあって「まだちょっと分からない」とスタメン復帰にも含みを持たせた。誰よりも復調を願うのは虎将に他ならない。適切な競争を促しながら、チームの底上げを図っていく。
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