阪神・青柳 1番・佐野封じで今度こそ快幕 昨年内定もコロナで離脱「悔しかった」

 投内連係に参加した青柳(撮影・中田匡峻)
 キャッチボール相手に合図を送る青柳
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 最高のスタートを決める。開幕投手を務める阪神・青柳晃洋投手(29)が30日、京セラドームでキャッチボールなどを行い、最終調整。1番打者を務めることが明らかになっているDeNA・佐野を警戒した。

 「本当に素晴らしいバッターですし、何年もタイトルを取ったり、打率3割だったり。僕自身も結構打たれた記憶がある」

 チーム全体をとっても強敵だ。昨季DeNA戦は6試合に登板して3勝1敗ながら、防御率3・18と対セ・リーグのチームで最も悪い数字。その中でも佐野には1本塁打を含む14打数5安打、打率・357と苦戦した。強力打線を勢いづかせないためにも、切り込み隊長を封じ込めることは重要だ。「ここ何年か、僕の中では一番打たれたチーム。一人一人、丁寧に投げていければ」と力を込めた。

 昨季は開幕投手に内定していながらも、新型コロナウイルス感染により離脱。さらにチームは開幕9連敗を喫するなどスタートダッシュに失敗した。「去年悔しかった気持ちは今でも忘れてない。当日まで気を抜かず、しっかりマウンドに立てるように。チームとしても、いいスタートを切れるように」と右腕。自身のため、チームのために、思いを込めて腕を振る。

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