阪神・岡田監督 緊急視察!投手陣に15分間熱血バント指導も「ぶざまなバントしとるから」

 阪神の岡田彰布監督(65)が27日、甲子園の室内練習場で行われた投手指名練習を緊急視察し、参加した先発投手陣に約15分間のバント指導も行った。全体練習が休日にもかかわらず、ユニホーム姿で登場。“アレ”に懸ける情熱が指揮官を突き動かした。

 岡田監督が現れると、室内練習場の空気は即座に引き締まった。予定にはなかった緊急視察。全体練習は休日で青柳、伊藤将、才木、西勇、大竹、西純のみが参加した指名練習だったが、わざわざユニホームに着替えた虎将の姿が、その熱意を物語っていた。

 キャッチボールを終えた後、6人は岡田監督のもとに集められバント指導が始まった。バットを携えた才木らにバントの構えをさせる。時折笑いも起きる和やかな一幕もあったが、指揮官の熱弁は約15分間にも及んだ。「昨日、ぶざまなバントしとるからのお」。苦笑いを交えながら、熱血指導を振り返った。

 26日のオリックス戦では五回無死一塁から才木がスリーバント失敗に倒れた。才木は「『おまえが一番下手くそや』と言われました」と笑いを誘いつつ、「構え方に問題があると言われた」と指導内容を明かした。棒立ちではなく、ストライクゾーンを小さく見せるように構えることで投げづらくさせるなど助言を授かり、才木らはさっそくマシン相手にバントを繰り返した。

 先発投手にとって、バントの成否が自らの勝敗を左右することもある。大竹は「『自分を助けるためにもしっかり決められるように』と言われた。自分もそういう意識で」と思いを新たにした。

 開幕を週末に控え、懸念は一つでも取り除いておきたい。異例の来訪には、指揮官の優勝への断固たる決意が込められていた。“アレ”は細部に宿る。小さなほころびも許さず「3・31」に向かう。

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