阪神がオープン戦4連敗 岡田監督の表情厳しく 打線は大山の一発のみ&開幕投手・青柳は4回3失点
「オープン戦、オリックス5-2阪神」(24日、京セラドーム大阪)
阪神はオープン戦4連敗となった。ベンチでの岡田監督の表情も厳しかった。
開幕投手有力の相手先発・山下を完全攻略できなかった。四回1死一塁から、打率1割台と不振が続いていた大山が149キロ直球を左中間席に突き刺すオープン戦第1号2ランが飛び出したが、山下から奪った得点はこの2点のみ。ドラフト1位・森下(中大)もチーム初安打となる中前打で5試合連続安打としたが、相手右腕の最速158キロの直球、カーブのコンビネーションに対応することができなかった。
3点を追う八回にはワゲスパックから1死一、二塁のチャンスを作ったが、ノイジーが6-4-3の併殺に倒れ、反撃することはできなかった。
開幕投手の青柳も制球に苦しむ場面が際立った。4回8安打3失点。3四球を与えるなど、85球と球数がかさむ。初回無死満塁は杉本を空振り三振、続く宗を二ゴロ併殺に打ち取り無失点。二回は1死満塁のピンチを招くと、1番・野口の左犠飛で1点の先制を許した。
三回は無失点に抑えたが、四回は中川圭にソロを被弾。西野にはセーフティースクイズを許すなど、左打者7人を並べたオリックス打線に苦しめられた。
前回17日・ヤクルト戦(神宮)も5回無失点ながら108球を費やしていた。31日・DeNAとの開幕戦(京セラ)までに、限られた時間の中でなんとか調子を上げていきたいところだ。