阪神 打線が沈黙も投手陣に収穫 西勇、村上が好投 西純はDH出場で安打も

 力投する西勇(撮影・金田祐二)
 力投する村上(撮影・金田祐二)
 3回、投手強襲の安打を放った西純(右)は代走に熊谷が送られた(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、西武2-1阪神」(21日、ベルーナドーム)

 先発した西勇は5回1安打無失点と好投した。前回は14日・DeNA戦(横浜)に先発して5回5失点。降板後には岡田監督から「もうちょっとインコースとか、高めとか。いろんなとこを投げた方が良いんちゃうかな」と助言を受けた。

 この日は打者の内角高めにボールを散らすなど、配球に一工夫。その投球の中でも四球は1つと持ち味を残しつつも、改善に成功。開幕2カード目の初戦となる4月4日・広島戦(マツダ)の登板に向けて順調な仕上がりっぷりを披露した。

 2番手・村上は2回無安打無失点と好投。開幕2戦目の4月1日・DeNA戦(京セラ)での先発が見込まれていた伊藤将が左肩の違和感で離脱中。秋山と共に代役候補にも上がる中、アピールに成功した。八回から3番手で登板した岩崎は、中村に左翼への先制ソロ、続く仲三河にも右翼へのソロと2者連続被弾を喫した。

 打線は九回に1点を返すのが精いっぱい。打棒で球場を沸かしたのは22日・巨人戦(東京ドーム)に先発予定ながら、「9番・DH」でスタメン出場した西純。三回2死からチーム初安打となる投手強襲安打を放ち、野手顔負けの打撃を披露した。

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