阪神・西勇輝「盲点」だった〝オカダの助言〟 コントロール〝良すぎ〟指摘に「すぐ実践したい」

 2回、伊藤の打球が直撃し、顔をしかめる西勇(撮影・伊藤笙子)
 5回、ベンチを後にする西勇(16)、と岡田監督(左端)
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 「オープン戦、DeNA6-11阪神」(14日、横浜スタジアム)

 5回5失点の結果にも、阪神・西勇輝投手(32)の表情に不安の色はない。むしろ収穫たっぷりだ。降板後には岡田監督から助言をもらったと明かし、好感触を口にした。

 「盲点というか、自分になかった発想。良いふうに転がるんじゃないかなと思います。次の試合ですぐに実践したい」

 岡田監督が内容を明かす。「あまりにもコントロールがええという印象を相手は持っとるからなあ。ある程度、(狙ったら)そこに来る。厳しいボールでも対応できるバッターおるからな」。経験豊富な右腕は、まとまった投球が光る一方、荒れ球もなく打者にとっては狙いやすい。「もうちょっとインコースとか、高めとか。いろんなとこを投げた方が良いんちゃうかな」とアドバイスを送った。

 昨季は2試合の登板で2敗を喫し、防御率9・90。もともとハマスタとの相性は良くないが、この日は指揮官の言葉通り、狙われて打ち込まれる場面が目立った。4点の先取点をもらった初回は、先頭から佐野、宮崎に連打を浴びるなど1死一、三塁とピンチを招くと、4番・アンバギーに三塁へ適時内野安打を許した。さらに、大田に右前適時打、桑原に中犠飛を許して3点を献上。四回、五回にも追加点を許した。

 結果を反省しつつ、自らに課している課題には手応えも残る。「自分の中で挑んだ配球パターンも変化球も、だいぶ変わった。すごい感触的に良かった」と納得。指揮官も「あと2回調整してシーズンに向かえばいいんやから、心配してない」とうなずいた。

 二回には打球が左手首に直撃するアクシデントにも見舞われたが「大丈夫です」と右腕。「オープン戦が悪くても良くても何も変わらない。挑む姿勢を忘れずに、幅を広げていきたい」。頼もしいチーム最年長が、着々と開幕へ準備を進めている。

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