【谷佳知氏の眼】阪神・ドラ1森下の三ゴロに感じた打席での対応力

 「カーネクスト2023 WBC強化試合、阪神4-7韓国代表」(7日、京セラドーム大阪)

 阪神のドラフト1位・森下翔太(22)=中大=が右中間二塁打を放って、4試合ぶりに快音を響かせた。キャンプを打ち上げて以降、無安打が続いていた黄金ルーキー。デイリースポーツ評論家・谷佳知氏(50)は二塁打だけでなく、凡退した第3打席を「対応力が垣間見えた」と評価した。

  ◇  ◇

 森下が第2打席で放った右中間二塁打は、しっかりと強くバットを振るという彼の長所がよく出ていた。

 左腕の具昌模はテイクバックが独特でタイミングが少し取りづらく、右打者は差し込まれるのでは、という雰囲気があった。実際、森下は3球目の直球に詰まらされて一塁線にファウルを打った。

 4球目、真ん中やや外寄りにきた直球を力で押し込み、右中間にはじき返した。本人も右方向への意識を持っていただろうが、少々差し込まれても打ち返せるスイングの強さは、やはり最大の魅力だと思う。

 第3打席の三ゴロには、打席の中での対応力が垣間見えた。

 左腕の金允植のチェンジアップにタイミングが合わず、2球見送って追い込まれたが、外角低めにきた4球目のチェンジアップを左手一本で拾うように捉えて三遊間に運んだ。アウトにはなったが、打席の中で修正ができていた。

 直球への反応と、変化球への対処。1軍で結果を残すために必要な2つの要素を備えているように感じた、2打席だった。

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