阪神・岡田監督 甲子園OP戦で1軍全員出す 自身のベンチ座り位置も決める

 甲子園開幕へ、本拠地リハーサル完了だ。ポカポカ陽気のなか、阪神・岡田彰布監督(65)は3日、充実感たっぷりに口を開いた。

 「やりたい練習ができた?そうやなあ。投内もピッチャー全員やったしなあ。サインプレーも、連係も、外野でな、中継とかな」

 キャンプ後、休日を挟み、3日間の甲子園練習で、サインプレー、連係などチームの決めごとを再確認した。シートノックではカットスルーを解禁するなど、より実戦的なメニューも導入。居残り練習でも守備、打撃に分かれて、個々のレベルアップを図ってきた。

 センバツ大会に合わせて甲子園を空けるため、4、5日のオリックス戦は貴重な機会となる。今季はドラフト1位・森下、ミエセスらの新戦力に加えて、大山、佐藤輝らコンバートされた選手も数多い。岡田監督は「(球場の)大きさとか確認せなあかん」と同2連戦では1軍メンバー全員をグラウンドに送り出すことを明言した。

 「みんな打席に立てるようにな。それとみんな守れるようにな。甲子園が初めての者もおるし、久しぶりに守備に就くやつもおるし。(昨年)ずっと2軍やった選手もいてるから、そういう形でやろうと思ってるけど」

 岡田監督自身も試合勘、勝負勘を研ぎ澄ます考えだ。阪神の監督として、甲子園で指揮を執るのは08年以来、15年ぶり。この日はベンチでサインを出す位置を確認。「俺の時(改装前)よりだいぶ低いもんな。見づらいもんな」とチクリ。シーズン本番を前に「この辺から出してみようというのは藤本(三塁コーチ)と話はした。サインとかいろんなこと試せるから、作戦以外でもな。久しぶりやし」と心待ちにした。

 開幕まで約4週間。“岡田野球”がいよいよ本拠地のファンの前にお披露 目される。

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