阪神・梅野 みっちり打 午前は入念な中継プレー 午後はマシン打撃や屋外フリーで打ち込む

 メイングラウンドからブルペンまで捕手らしく忙しい1日を過ごした梅野
 ロングティーで快音を響かせる梅野(撮影・高部洋祐)
 ベースランニングを行う梅野(撮影・西岡正)
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 「阪神春季キャンプ」(24日、宜野座)

 担当記者が1人の選手の一日を徹底マークする「密着25時」。今キャンプ第2弾として登場するのが、梅野隆太郎捕手(31)だ。昨オフ、岡田監督から早々と正捕手に指名された扇の要。宜野座の日々で“岡田の考え”がチームに浸透してきたことを実感している。この日は「打撃」をテーマに掲げて、屋内外で精力的にバットを振った。

  ◇ ◇

 本来ならば前日までに選手本人へ伝えておくのが、礼儀である密着企画。当日朝の球場到着後に依頼したにもかかわらず、爽やかな笑顔で快諾してくれた。

 キャンプ中は毎朝6時20分に起床。朝食には「小さいときからです」という和食を選ぶ。ご飯、みそ汁、納豆、とろろ、ヨーグルトを食べて一日分のエネルギーに変え、球場へのバスに乗り込む。

 キャッチボールは日頃、坂本と行うことが多いが、この日は2軍戦出場で不在のため、ミエセスとのタッグに。午前11時前から始まったチームプレー練習では、捕手としてアウトカウントと走者の設定を、大きな声で内野陣に伝えた。続くシートノックでは、指揮官が見守る中、“岡田野球”のこだわりでもある中継プレーに時間が割かれた。

 「岡田さんの野球をどうみんなが受け止めてやっていくかというのは、順調に来てると思う。いろいろ考えながら連係プレーをやることで、見えなかったものが自然と見えてくる。守備に対しての考え方が、みんなしっかり変わってきてるんじゃないかな。いい方向に進んでる」。チーム内で守り勝つ意識が高まっている。

 ランチ後の屋外フリー打撃では33スイングで柵越え4本、フェンス直撃2本。その前後にはドーム内でマシン相手に、黙々とバットを振り込んだ。個別練習を打撃中心にした理由を、「ゲーム感の中でしっくりこないなというのは、今の段階では打撃の方が多いので」と明かした。

 いよいよオープン戦がスタートする。「これからはゲームが一番大事になってくる。いろんな課題が出てくるだろうし、開幕に向けてもっともっと良くしていきたい」。3・31京セラドーム大阪、頼もしい背番号2がホームを守る。

◆梅野タイムテーブル

06:20 起床

08:30 球場到着

10:00 全体アップ

10:40 ベースランニングでトリ

10:59 チームプレー練習

11:26 シートノック

11:50 ブルペンで西勇の球を受ける

12:00 ランチ。メニューはうどんと肉野菜炒め

13:00 ドームでマシン打撃

14:17 メイングラウンドへ

14:28 ロングティー

14:41 フリー打撃

15:20 再びドームでマシン打撃

16:50 ウエートトレーニング

17:20 取材対応

17:30 迎車に乗り込んで宿舎へ

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