阪神・才木 止まらぬ進化 岡田監督の前で4回0封6K カーブがフォークがキレッキレ

 「2軍練習試合、日本ハム3-2阪神」(24日、タピックスタジアム名護)

 阪神・才木浩人投手(24)が24日、日本ハムとの2軍練習試合(名護)に登板し、4回1安打無失点6奪三振の圧巻投球を見せた。昨秋から質の向上に取り組んでいるカーブにも「よかったです」と手応え。ラスト1球の空振りを取ったフォークにもうなずいた上で、さらなる磨きをかけることを誓った。最速は154キロを記録。岡田監督の前でアピールに成功した。

 雨粒に打たれても最後まで集中力を切らさななかった。才木が4回を1安打無失点6奪三振。圧巻の62球でさらなる進化を見せた。

 「今日は比較的、カーブ、スライダー問わずしっかりカウントも取れましたし、真っすぐもちょっと差し込めたりとか、空振りとか取れてたのでよかったなと思います」

 六回からマウンドに上がると三者凡退に。七回は梅林に中前打を浴び1死二塁のピンチも、田宮を投ゴロに。二、三塁の挟殺プレーでアウトにすると、万波は右飛に打ち取った。八回になるとさらにギアを上げ、3者連続三振。九回の先頭・中島も見逃し三振で圧巻の4者連続三振を奪い、最後も空振り三振で締めた。

 特に手応えを示したのは昨秋から質の向上に着手していたカーブだ。七回、梅林に3球連続でカーブを投じた。「僕もびっくりしました」と捕手・坂本のサインだったことを明かしたが、「よかったです。しっかり1-1のカウントで意図してストライク取りにいって取れた」と思わぬ形で進化を実感した。

 「最後三振取れたフォークは、思ってた通りの軌道でしたね」とラスト1球のフォークにも納得。ただ「今日浮き気味でずっと。(試合中)早い段階で修正できるように」と満足はしていない。

 トミー・ジョン手術以降はフォークがスライダー気味になることも。「シンカー気味というか、左の外に逃げていく、右の内に入っていくようなフォーク」を理想とし、さらなる向上を図っていく。

 この日最速は154キロを記録。視察した岡田監督も「スピードガンここはあんまり(球速)出えへんのかなと思ったけど、才木は出とったからな」と球の走りに目を丸くした。指揮官の前でまたアピールに成功。開幕ローテ入りへさらなる進化を目指す。

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