阪神・井上 開幕左翼に急浮上!岡田監督「チャンス」大本命・ノイジー実戦復帰3・9以降

 ロングティーで快音を響かせる井上(撮影・高部洋祐)
 レフトのポジションでシートノックを受ける井上
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 「阪神春季キャンプ」(24日、宜野座)

 阪神の高卒4年目・井上広大外野手(21)が24日、開幕スタメンに急浮上した。「3番・左翼」の大本命・ノイジーが左腰の張りで実戦復帰は3月9日以降となる見通し。一方、同じ右打ちの井上は実戦6試合で打率・385、2本塁打、10打点と結果を残している。名護での2軍練習試合を視察した岡田監督は「まだまだチャンスはある」と期待を込めた。

 期待の大砲にビッグチャンスが到来した。オープン戦開幕戦を前に井上が開幕スタメンに急浮上だ。岡田監督は左腰の張りで別メニュー中のノイジーについて「(実戦復帰は)まだまだ」と言及。宜野座出発前に、新助っ人と話し合いの場を持ったことを明かした。

 「侍(ジャパンとの強化試合あたり)まで『ゆっくりしとけ』と今日、言うた。京セラの後(3月9日)ぐらいに合流できたらな」

 ノイジーは16日のアップ中に足をひねり、左腰の張りを訴えた。当初は早期実戦復帰に意欲を見せていたが、この日も別メニューに終始。実戦復帰は3月9日・オリックス戦以降となる見通しだ。

 一方、株が急上昇しているのが井上だ。キャンプ2日目、岡田監督から「井上の立ち位置いうたら何とか1軍にしがみつくところ」と現在地を示されていたが、15日・楽天戦では代打アーチ、19日・サムスン戦では満塁弾と自慢の長打力をアピール。23日・中日戦でも大野雄から左前へ運び、きっちりと爪痕を残した。

 井上が「打つべきボールに対して手を出せている」と好調の要因を明かすように、ここまで実戦6試合で打率・385、2本塁打、10打点の大暴れだ。

 「右ではそら、井上と森下やな、結果残しとるしな。まあ打ってたらなあ、使わな。打ってたら使ういうか(笑)。右が貴重やからな、外野な。そういう意味では、まだまだチャンスあると思うよ」

 岡田監督の評価も日増しに上昇中。この日のシートノックでは島田、ミエセスと左翼に入った。右の小川が先発する25日のヤクルト戦はベンチスタートとなるが、左の根本が先発予定の26日・日本ハム戦はスタメン出場が濃厚。千載一遇のチャンスに、井上も目の色を変えている。

 「レギュラーを取りたいという気持ちで、いいモチベーションで練習、ゲームに臨めている。結果を出すことにこだわってやっていけたらいい」

 午後のフリー打撃では51スイング中、14本の柵越え。最後は左翼方向へ、圧巻の3連発締めでスタンドを沸かせた。打って打って打ちまくって、開幕スタメンを奪い取る。

 ◆ノイジーの現状 16日のアップ中に足をひねった影響で腰の違和感を訴え、その日は早退した。翌日からは別メニュー調整に。21日には室内でティー打撃を再開したが、岡田監督は「無理をさせてもしょうがない」とキャンプ中の実戦出場を見送ると明かした。23日には「50%くらいの力で走りました」と軽度のダッシュを再開。この日もキャッチボール、ダッシュ、ティー打撃などを室内で行い、徐々に練習の強度を上げている段階だ。

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