阪神・青柳 収穫大!先頭に被弾も後続許さず2回1失点 フォームチェックOK!竜・アキーノ情報収集OK!
「練習試合、中日9-3阪神」(23日、Agreスタジアム北谷)
照りつける日差しの中、エースの貫禄漂う投球を見せた。実戦だからこそ得られる課題と収穫が結果以上に重要だ。阪神・青柳晃洋投手(29)は、冷静に振り返った。
「これまで練習してきたこととか、これでタイミングが合うのかとか、フォーム的にどうなのかとか、そういうことをやった後の次のボールが大事だなとか。そういうチェックはいい感じにできた」
初回、先頭・ブライトに初球の外角高め直球を右翼ポール際に運ばれて、いきなりソロを被弾。「もっと丁寧に投げていたら」と反省したが、後続は許さず。掲げていたテーマ通りにストライク先行の投球でゴロアウトを量産し、2回4安打1失点、無四球で今季初実戦を終えた。
武器をさらに磨いていく。2-1の二回1死で、木下の4球目には走者がいない場面でもクイックモーションで投球。続く溝脇に対しては「ちょっと止まるクイックを試したり」とシーズン中の引き出しを増やす作業に徹した。
“情報収集”にも手応え十分だ。米大リーグ通算41本塁打の実績を持つ新外国人・アキーノとの対戦について「真っすぐのタイミングで待ってる中で、クイックをやってみても対応力がありました」と右腕。初対戦で中前打を許したものの、大きな収穫となった。
開幕投手の大本命。岡田監督は「変わりないよ。3月入ってからやで」と当初の方針通りに大役の決定はしなかったが、「この時期にしては順調」と評価した。「本人も一年間ローテーション守ると思ってやると思うし、俺たちも当然、そういう感じで見てるしな」と信頼は不変だ。
「やりたいことができているというのは、調整的にはいいのかなと。開幕に向けて、どんどん、やることが分かってきたので順調かな」と背番号17。運命の3・31まで、快調に歩みを進めている。
関連ニュース



