阪神ドラ1森下「スタートダッシュ」宣言 15日対外試合デビュー前に初のフルメニュー消化
「阪神2軍春季キャンプ」(14日、具志川)
右足肉離れから復帰を目指す阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が14日、具志川2軍キャンプで初のフルメニューをこなした。岡田監督は今年初の対外試合となる15日の練習試合・楽天戦(金武)に帯同させることを改めて明言。打席だけでなく、守備にも就かせる予定だ。森下は16日も1軍練習に参加して青柳、伊藤将とランチ特打で対戦し、そのまま1軍昇格となる見通しだ。
小雨が降る中、練習を終えた森下が心を躍らせた。目標の開幕1軍へ、また一歩前進した。1軍の今季初となる対外試合帯同が決定。先発ではないが、対外試合デビュー戦で与えられたチャンスは必ずつかみ取る決意だ。
「ここが全員のスタートラインだと思う。そこでスタートダッシュを決められるようにしたい。打てなかったら技術以外のところ。声出しでもしっかり貢献してきたい」
昨年12月の右足肉離れで2軍キャンプスタートと出遅れたが、岡田監督就任後の初陣となる15日の練習試合・楽天戦には間に合った。打席にも立ち、守備にも就く予定。何が何でも爪痕を残しにいく。
指揮官は即戦力として期待をかけるドラフト1位の背中を押した。「1軍の雰囲気とか、相手ピッチャーのボールのキレの違いとかな。2軍の試合で慣れさすという選手じゃない。1軍の戦力として見てのドラフトからの経緯やから。元気な体で慣れさすっていうのは大切やと思うよ」。高いレベルを経験させ、1軍でも対応できる状態にさせる方針だ。
森下は16日も宜野座キャンプの練習に参加する。ランチ特打で青柳、伊藤将と対戦する予定だ。指揮官は「いよいよ、その辺で入れ替えがあるかも分からんな」と昇格を示唆した。
痛めていた右足はもう問題ない。森下はこの日から2軍キャンプの全メニューに参加。ベースランニング、シートノックで軽快な動きを見せて順調な回復ぶりを披露した。「自分のできる範囲では100%でできた。ここからどんどん体を絞って、追い込んで、シーズンを戦えるような体力をつけたい」。徐々に強度を高め、仕上げていく。
開幕右翼の有力候補として期待される。「開幕スタメンを目指してやってきているので、1軍にいなきゃ意味がないと思っている。こだわってやっていきたい」。背番号1の本領発揮はもう目前だ。
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