阪神・佐藤輝“師匠”と再会で新フォーム完成形へ サンズ駐米スカウトから助言授かる

 ベンチでサンズ駐米スカウトと談笑する佐藤輝ら(撮影・飯室逸平)
 打撃練習で快音を響かせる佐藤輝
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 「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が14日、プロ1年目の2021年にチームメートだったジェリー・サンズ駐米スカウト(35)と約2年ぶりに再会した。「一緒にプレーした時にいろいろ教えてくれましたし、兄貴肌的で。面白かったですね」と久々の対面を喜んだ。

 サンズスカウトの合流初日。さっそく打撃の助言を授かったという。打撃練習終了後に会話するシーンがあり「もうちょっとタイミングを早く取ったら?」とアドバイスを受けた。

 執拗(しつよう)な内角攻めに苦しんでいたルーキーイヤーには「内角を意識しすぎずに普通に打ったら打てるから」と指摘され、打席での考え方で参考としていた。今回、同スカウトはキャンプ打ち上げの27日まで滞在予定。さらに打撃について質問していく考えだ。

 「いろいろ打撃の理論とかを教えてくれるので、そういうのを聞いてみたりしたい」

 今年初の対外試合となる15日・楽天戦(金武)は「5番・三塁」で先発予定。9日のシート打撃では西純のフォークをバックスクリーンに突き刺し、この日のフリー打撃では86スイングで14本の柵越えと長打力は健在だ。「しっかり自分のスイングをしたい」と言葉に力を込めた。

 グリップ位置を下げ、バットを肩に置いてから始動する新しい打撃フォームに挑戦中。現在はイメージと感覚をすり合わせている段階だ。サンズスカウトからの打撃指導も参考に完成形を目指す。

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